有限会社プロス（本社：長野県伊那市高遠町、以下「プロス）」）は、丸紅株式会社（本社：東京都千代田区、以下「丸紅」）と業務提携に関する基本合意書を締結しました。この業務提携により、プロスが保有するバイオマスカーボン製造販売ビジネスに丸紅が保有する様々な知見やネットワークが融合した新たなアライアンスが誕生します。

プロスは、もみ殻を焼成し炭化させた「もみ殻炭」を製造しており、長野、秋田、新潟の３工場を合わせ国内最大級の製造能力を有し、国内の製鉄メーカーの保温材や、農業用培土メーカーの土壌改良資材用途など向けに提供しています。

　今回の業務提携により、秋田工場の炭化炉換装事業を実施し、既存・新規顧客向けに生産体制の強化、品質調整、維持管理手法などの強化を推進します。

丸紅は、中期経営戦略にてグリーン戦略を掲げ、グリーンのトップランナーになることを目標に様々な環境ビジネスを先駆的に展開しており、本業務提携を通じて秋田工場の生産能力の増強に協力し、生産されたもみ殻炭を各種用途向けに拡販します。

　また、CO2など温室効果ガスの排出量の削減が必要とされ各種政策が打ち出されている中で、未利用バイオマスを有効活用し、もみ殻炭（カーボン）を圃場に散布等することで、土中固定化させカーボンネガティブ化するだけでなく、環境問題の解決や土壌改良などのコベネフィットに繋がる良質なカーボンクレジットの創出に寄与するなど、プロスの経営理念である自然と社会の共存の実現に向け環境や社会経済に貢献できる取り組みを推進します。

<丸紅株式会社>　

本社　　　　　：　東京都千代田区大手町